副理事長所信

一般社団法人甲府青年会議所
2017年度副理事長 土橋 知治

2017年度副理事長 土橋 知治

『Community treasure Penetration』

近年、少子高齢化や核家族化の急速な進行、都市化、高度情報化、近年の深刻な経済不況など、社会情勢が大きく変化する中で、人々の価値観やライフスタイルが多様化し、伝統的な地域社会のつながりが希薄になっているように感じます。近隣のつきあいが希薄になるとともに、地域への帰属意識が薄れ、相互に助け合って暮らすといった、地域コミュニティの持つ共助機能が失われつつあるように思います。しかし、私たちの住む「山の都」には「人のつながりを大切にする心」、領民や仲間を大切にした武田信玄の精神は、現代にも脈々と受け継がれているはずです。
本年、当グループは行政・企業・地域住民との関わりを深め、地域資源を活用するとともに、スポーツを通じて生まれる人とひととのつながりの機会を創出し、地域の魅力を広めていく事業を展開してまいります。私たちの活動が、地域住民の愛郷心を醸成した人々で溢れる「山の都」の明るい未来を思い描いて。

一般社団法人甲府青年会議所
2017年度副理事長 藤原 一正

2017年度副理事長 藤原 一正

『グローバルに意識を馳せ、世界を見据えて地域を良くする仕組みの創造。』

約100年前にアメリカ、セントルイスの地において青年の可能性を秘めた組織の必要性を確信した若者の活動が、今では100カ国、15万人以上の国際組織となり現在に至る。JCIは脈々と繋がる一連の活動で、世界を動かしてきた多数の先人もメンバーであった。また、1960年、戦後復興の日本を再建するために日本JCが組織され、60有余年が経過している。今では国際連合の関連組織として認知され、世界中で多くのメンバーが世界平和を目指し日々活動している。2015年に採択され、JCIや日本青年会議所でも運動を推進しているSDGs(サスティナブル・デベロップメント・ゴール)では、2030年までに17のゴールを達成する誰一人取り残さないという壮大な目標を設定し、世界TICADアフリカ会議では官民合わせて3年間で3兆円の投資を行うなど世界では様々な国際機関が、世界の問題解決のために日々活動している。
我々はこのような世界的なJCIのネットワークを活用し、地域で達成できるインパクトの大きい事業を構想することを目指します。世界的視野と、JCIのスケールメリットを最大限活かし、我々の地域である山の都を見つめなおし、実際に我々の地域から波及できる事業を行い、将来的にはその相互作用によって世界平和を達成できるような橋をかけていく必要がある。山梨は急速な人口減少に直面しており、人口の減少は将来の経済の疲弊をもたらすことを危惧している。青年会議所は世界的なネットワークを有しており、LOM、NOMを通じて世界共通の理念の元、山梨の交流人口を増やし、魅力を伝え、明るい豊かな社会を目指して活動して参ります。甲府を変えるのは私たちです。

一般社団法人甲府青年会議所
2017年度副理事長 土橋 順

2017年度副理事長 土橋 順

『次なる時代へ』

一般社団法人甲府青年会議所は、昨年度、65周年を迎えました。これまでの諸先輩方の功績により、今日の私たちの活動があります。40歳をもって卒業する私たちの組織は、これまで世代交代を繰り返しながら、その運動展開を繋いできました。
このことは、私たちの暮らす地域社会についても同様のことがいえます。
2019年には甲府が開府して500年を迎えます。私たちの精神的支柱である武田家が開いたこの甲府は長い歴史があり、そして、武田家の威光は現在までこの地に根付いています。
私たちはこの地域の発展に貢献された先人の功績に感謝し、後に続く者としてこの地域を存続させ、発展させていくことを責務としています。
ところで、私たち青年会議所の会員は責任世代とされています。働き盛りであり、体力・知力がもっとも充実した世代であるからこそ、私たちには多くの課題に取り組むべきことが期待されています。
その中でも、子どもを「自立した個人」として世に送り出すのは一大事業です。それは私たちの世代に課せられた使命であり、地域を巻き込む中で取り組むべき課題でもあります。
しかし,翻ってみたときに、子どもたちは、身近な存在以外とは、関係が分断されてはいないでしょうか。
私たちの喫緊の課題としては、今一度地域に「きょういくの心」を浸透させ、世代間断絶を解消し、地域全体の連携のもと、次代の担い手を育成することにあります。
そして、先人が築いてきた歴史や文化、先人の知恵である道徳を青少年に伝えていくのは、この時代を生きる者の役目です。
私たち一般社団法人甲府青年会議所がその率先垂範者として取り組むべきことは明らかです。

明確な理想社会像が共有できず,格差の拡大により分断がはびこり、弱い者へのしわ寄せがくる負の連鎖が蔓延している、今の社会にはそのようなイメージがないでしょうか。
私たちは負の連鎖を断ち切り、自らが好循環を生み出し、次なる次代へ引き継いでいくこと、このことこそが持続可能な社会の実現につながると信じ、行動をしていきます。

一般社団法人甲府青年会議所
2017年度副理事長 窪田 司

2017年度副理事長 窪田 司

『組織づくり』

私たちグループでは、明るい豊かな社会を目指す為に、会員の増強、会員相互の結束を掲げ、会員の資質向上に努めていく所存であります。
何かを成し遂げようとするならば、一人より二人、二人より大多数である方が、より大きな効果を得られる可能性が高いと考えます。また大きな組織であればこそ出来ることも多いと確信し、会員の増強を目指します。 そのために、本年度は会員の皆様の人と人との繋がりの活用はもとより、女性拡大の推進や研修事業を通じて地域の方から共感をいただき会員拡大に繋げて参ります。組織や企業で先頭に立って活躍される女性も多く見受けられる中、私たち(社)甲府青年会議所でも同様です。JCなでしこ女子部会と連携し女性会員を拡大する事で、女性ならではの価値観や視点を持ち青年会議所運動の活性化を目指して参ります。また、能力開発や指導力開発のための研修を開催し青年経済人の育成を行い、青年会議所活動への共感から会員拡大を行って参ります。
団体が組織として機能的かつ効果的に動くためには、会員相互の意思疎通のもと、強い絆で結束されていることが必要であります。会員がJAYCEEとしての、役割・担いを誠心誠意まっとうすることで、切磋琢磨し仲間を支えあうことを目指します。

一般社団法人甲府青年会議所
2017年度専務理事 小澤 孝一郎

2017年度専務理事 小澤 孝一郎

『具体的成果を残すための組織運営』

「たとえ明日世界が終わるとしても、私は今日リンゴの木を植える」―
この言葉は石原慎太郎元議員が講演会でおっしゃっていた言葉です。その時は環境問題に掛けて「地球環境はどんどん悪化していて取り返しがつかないかもしれない、あと70年したら地球は終わるという学者もいる。しかしたとえそうであろうとも今この瞬間に行動していかなければいけない。」というようなお話をしてらっしゃいました。今の甲府青年会議所について、会員、シニアの先輩から厳しい言葉をいただくこともあります。確かに会員数は最大値からは約1/3に減少し、300人いた時代とは予算も変わり、マンパワーもかけられなくなっているかもしれません。しかし、現状を嘆くだけではなく「地域の未来のために」という志を常に持ち、行動していくことのみが幸せに満ちた社会を創造する唯一の方法だと思います。2017年度は【懸け橋】のスローガンの元、会員と地域の心と心を紡ぎ、地域への具体的成果を残すために行動していきます。

財務室としては例会や事業で具体的成果を残すための戦略的な予算配分を柱に、費用対効果を考えた適切な財務管理や外部資金の導入など前年度からの引き継ぎをしっかりとして参ります。
総務室としては徹底したスケジュール管理を柱に各書類の管理や諸会議の設営、運営をしっかりとして参ります。諸会議においては、時間を有効活用できるよう予定時刻との大きな差異が出ないように取り組みたいと考えています。また、各種資料管理の一環として活動の記録を保存し、会員の情報共有を図っていきます。また、広報物を審査することで、一般社団法人甲府青年会議所の存在感を地域に対して示していきたいと考えております。

一般社団法人甲府青年会議所の運営を担う立場として、理事長を支え、組織全体を支え、地域を支えて参ります。