甲府市長対談

 甲府市市長対談

対談日 2016年11月30日

2016年約4万人を動員した「甲府大好き祭り」。甲府大好き祭りの前身だった「市民まつり」は甲府市と(社)甲府青年会議所がともに立ち上げた事業でした。その他2016年8月11日山の日に開催した「甲府小江戸の夏祭り」を共催で開催する等、甲府市とは今までも連携を取って様々な事業を行ってきました。3年後に甲府開府500年を控えるなど大きなトピックスを控える甲府市。行政と市民の懸け橋として、これからどのようなことを(社)甲府青年会議所に期待しているか樋口市長に伺いました。

 

■(社)甲府青年会議所に期待すること

中沢理事長

こんにちは。本日はどうぞよろしくお願いします。

樋口市長

こちらこそよろしくお願いします。名前が同じ「雄一」ですね。ダブル雄一で盛り上げて行きましょう(笑)。

中沢理事長

よろしくお願いします(笑)早速お話をさせていただければと思います。

現状、われわれが住み暮らすこの地域には多くの課題があります。その中でも人口減少は大きな問題となってきます。行政が様々な施策を行っていますが、(社)甲府青年会議所としても人口減少に対する施策を展開していかなければならないと考えています。

明るい兆しとしてリニアの開通や2020年の東京オリンピックがあります。リニアを中心とした交通網の発達に伴いいろいろな交流人口・定住人口の増加につながると考えます。そういった部分で行政の皆様と連携しながら青年会議所もやっていかなければいけない。「地域」というものをしっかり意識して2017年は青年会議所活動をおこなっていきたいと思っています。

そのうえで、甲府市として甲府青年会議所に期待していることはありますか。

中沢理事長

樋口市長

青年会議所というのは各地域の活力源であります。今までも街づくりをはじめとして、甲府大好き祭りなど様々な角度からご協力いただいておりますので、あらためて強く連携を図っていきたい。

3年後に迎えます開府500年や5年後の信玄公生誕500年を大いに祝い、未来につながる甲府の街づくりをおこなっていきたいと考えている。その様々な事業に提言いただき、参画いただければありがたいなと思います。

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■甲府の未来のまちづくり

中沢理事長

来年は「スポーツ」に特化したまちづくり事業をやりたいと考えています。お年寄りから子供まで関わることができるというツールとして「スポーツ」はものすごく力があると思っています。2010年の時に私が委員長をやらせていただいた時、ヴァンフォーレ甲府様の支援、全国ホームタウンサミットの開催等、スポーツを中心とした事業を行いました。そのときのつながりが今でも続いており、スポーツを通じて地域が活性化するということを実感しております。その成功体験を私が理事長をつとめさせていただく年に多くのメンバーに伝えていき、地域の方を巻き込んでいければと考えているところです。また、行政の方がなかなか実現できないことも、我々若い力を発揮してやっていくということで実現できることも今から考えていきたいと考えております。

樋口市長

やはりスポーツというものは老若男女問わず楽しめる魅力がある。中沢理事長が感じた体験を青年会議所はもちろん、甲府の地域にも伝えていくような活動にしてほしいと思います。スポーツという点で言えば甲府市でも「マラソン」を開催しようという動きもあります。

中沢理事長

そうですね。マラソンについてはわれわれ(社)甲府青年会議所としても考えております。クリアしなければならないハードルがありますが、マラソンは実際に他の地域では成功事例があります。

樋口市長

甲府市としても何か冬のイベントを作りたいという想いがあります。マラソンはいいんじゃないかと考えているところです。

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■山の日について

中沢理事長

イベントといえば2016年の夏、山の日に共催としてお祭りを開催させていただきました。我々は銀座通り中心街のアーケードで8月例会として「まちなか小江戸祭り」を行いましたが、協力して開催することができ相乗効果が生まれたのではないかと思います。

樋口市長

今年から策定された祝日「山の日」。まさに山梨県の為の祭日じゃないかと私は思っておりまして、甲府市を盛り上げるお祭りを開催しました。(社)甲府青年会議所の皆様が銀座通りを中心に盛り上げていただいて、特に「お化け屋敷」は好評だったと聞いております。

中沢理事長

2017年の山の日はどのような予定ですか。第2回小江戸の夏祭りを開催する予定でしょうか。

樋口市長

江戸時代は甲府のほうが川越より小江戸だった。今後お城も整備するし、山の日に山の都の夏祭りはしようと考えています。例えば甲府の街中で花火を上げたりして夏の暑さも楽しめるようなことは続けていきたい。小江戸という観点から落語ができるところがもっとあってもいいし、街中の小さなところでもコンサートなんかも良いかと思います。その集大成が夏祭りにつながればいいし、定期的にやりたいと思っています。

 

■甲府市中心街活性化

中沢理事長

甲府中心街の活性には定期的に学生を巻き込んで、青年会議所活動含め、街の色々な企画に絡んでもらうのもいいのかなと思っています。

樋口市長

いいですね。学生が多いと町も活気付く。また、今後甲府駅南口も整備していくのでリニアができたときに甲府に降りる理由を作って置くことが必要。通過駅にならないよう武田城とか甲府中心街も面白いところを沢山アピールしていきたいですね。

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